2010年12月8日水曜日

電通 マーケティング・クラウドを発表
























電通が、2010年10月8日付けでリリースを出した「マーケティング・クラウド」。

子会社の電通国際情報サービス、SaaS型のCRMサービスを提供するセールスフォース・ドットコムと業務提携し、マーケティング・サービスをクラウド上で提供するというもの。ようやくマーケティング・サービスのオンラインによる統合が実現することになる。

このサービスの企業側の利点としては、同等サービスを自社内で開発した場合と比較しイニシャルコストを削減できることと、社内管理段階におけるオペレーティング費用(人件費)の低減である。

企業の規模が大きくなるとマーケティング機能が人的に細分化し、DBの乱立やプロモーションの個別目的化が起こり、結果としてマーケティングの全体像を誰も把握していない状況に陥ることが良くあるようだ。このような状況から多額の投資をし、情報統合のためのシステムを構築するのは、国内の経済状況を踏まえると、なかなか難しいものがある。

クラウドにより提供されるサービスの場合、基本的なシステム機能は既に完成しており、若干のカスタマイズで、自社開発するよりははるかにすばやくサービスの利用を開始することができる。今まで社内のマーケティング活動の統合管理ができていなかった企業にとっては、低コストで運用を開始できるという非常に有難いサービスになるかもしれない。まずは今後に期待!

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